「妄想力」茂木健一郎・関根勤　

　世の中で妄想が求められることは多い。ギャグのねた、外交交渉、会社経営・・・・。
日本の教育は正解を求める訓練をするが、正解の分からないことを解決することが大切だ。そのための妄想は日本では求められない。
　関根さんの具体的な妄想は、「優香ちゃんとデートをしている様子」が描かれる。
関根さんの発想力の筋力が分かる。
　笑わせるためには、一つひとつのギャグを作ること以上に世界に引き込むことが大切だ。キャラを際立たせて、ある情況に引き込んでいく。その時に具体的な妄想は武器になる。

　私がカルチャースクールで「うそをついてください」と言うとみんな黙ってしまう。そういうことは、訓練されていないのだ。うそをつくには、想像力が求められる。そういう訓練をする機会をつくらなければいけないのかもしれない。

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ここでは、「想像」に当たる。