「ありがとう 17才」 藤田健吾

tacchan

2008年03月08日 11:59

 この本は自費出版で、浜松市の図書館で見ることができるようになる。藤田君は、浜松南高校で卒業式まで生きることができなかった。代わりに卒業式で配られたのが、藤田君のブログでつづられた自費出版の本である。藤田君の母は私の家の隣の畑の家から嫁に行った。
 藤田君の一生は短かったけれども、オランダへ行ったことや、病院でジュビロ磐田の鈴木秀人選手に会えたことなどの思い出もある。
「ヒトはいつ死ぬか知ってる!?
鉄砲で頭打ち抜かれた時!?
病気に負けた時!?
猛毒のキノコスープを飲んだ時!?

  ちがう

ヒトに忘れられたときだ」

これは、ジャンプに載っているマンガの一節を引用しているようだが、耳に突き刺さる言葉だ。
野球選手やサッカー選手が真剣にプレイするのは、自分のためだけにプレイをするからではない。本に載っていたジュビロの選手たちを見てそう感じた。ジュビロの選手には感動を与えるプレイを目指して頑張ってほしい。

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