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「言語の脳科学」酒井邦嘉

 この本はチョムスキーの理論を支持した本だ。人間には生まれながら言語獲得のための装置が備わっており、言語を超えた普遍的な文法を人間は身につけているとする立場だ。
 私はチョムスキーについて理念は素晴らしいがついていけないものを感じる。月に行くという素晴らしい理念があるが、ボートをこいでいるようなもどかしさを感じてしまう。
言葉は、形式(文法)と内容(意味)に分けられる。言語は統語論、意味論、音韻論を研究するが、脳にもそれに対応する部分があるはずである。
そうした脳に備わっているものをモデルにし、普遍文法を考えた時、できるだけ単純(経済的)で、しかも最小になるという原理(ミニマリティ・極小性)をつきつめなければならない。
言語を究明するには、言語学、心理学、生物学のかきねを取り払わなければならない。

脳と言葉の関係を知れば、人間は賢くなるに違いない。




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